古(いにし)へに変わらぬものは荒磯海(ありそみ)と 向かひに見ゆる佐渡の島なり
この歌の意味は、 今ではいろんなものが変わってしまったが、私が小さかったころ、いやそれよりもずっと昔から変わっていないものは、この出雲崎の岩の多い海とその海の向こうに見える佐渡島だけである。