およしさ宛書簡
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所在地:
河川公園内・碑の里

ぬのこ一 此度御返申候

さむくなりぬ いまハ蛍も光なし

こ金の水を たれかたまはむ

                 蛍

閑難都起(かんなづき)

およし散(さ)       ほたる

山田屋


この手紙は、与板の山田家の「およしさ」に酒をねだった手紙で、はじめにあった「ぬのこ」とは綿入れのことである。 良寛は、夕方になると、よくふらりと酒造家の山田家にやってきて、酒を無心していたので、「蛍」とあだなされた。