瓢箪の俳句
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所在地:
河川公園内・碑の里

わがこひ(恋)は

ふくべでどぢょう(泥鰌)を

        おすごとし


          良寛書

与板・蓮正寺第九世住職真教の妻「とお」は良寛の叔母(父の妹)である。このお寺に、ある日良寛がやってきた。たまたま本堂では漆師が仏具の修理をしていた。そこで良寛は、その漆を使って瓢箪に上記俳句を書いた。
句の意味は、「私の恋は、瓢箪で泥鰌を捕まえようとするようなものだ・・・」と言うようなところでしょう。しかし、私見によれば、この句は良寛が本堂に転がっていた瓢箪を見つけて、瓢鮎図(室町時代に禅の考案を描いたといわれる)を思い起こし、戯れに書いたものだと思われる。

※別の見解をお持ちの方、もしくは知っておられる方がありましたら作者までご連絡下さい。