一蓮塔(いちれんとう) 
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交通:
長岡駅より、与板行き
バス40分。
与板中町下車5分

明元寺の本堂の右手を入ると明元寺の内寺(まえでら)養徳寺の墓石はある。この養徳寺の墓銘「一蓮塔」は良寛の書である。

実はこの一蓮塔の「塔」の字を良寛は「墓は石だから」と言ったとかで石偏で書いたのだが、JISにはないのでやむなく土偏で代用する。

一蓮は
一蓮托生のことである。

阿弥陀経のなかで、お釈迦様が弟子・舎利弗(しゃりほう)に語った

極楽では池に蓮華の花が咲き、かぐわしい匂いを漂わせている。このようにすばらしい極楽では、蓮華の上で倶(とも)に会い、永遠の命を得ることが出来る」

という説話から、死後、ともに極楽に往生して、同一の蓮華で再会しようと名付けた墓銘であろう。

なお、墓石はご覧のように防護されているため非常に見づらい。やむを得ない措置とは思うが、善処を望みたい。


※写真後方の建物が明元寺本堂である。